小児科・アレルギー科
医療法人啓恵会 花水こどもクリニック
宮城県仙台市太白区泉崎1-32-15

TEL: 022-743-2525

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医院名
花水こどもクリニック
院長
花水 啓
住所
〒982-0031
宮城県仙台市太白区泉崎1-32-15

診療科目
小児科・アレルギー科
電話番号
022-743-2525
022-797-3888(緊急)

外来感染性疾患情報

外来疾患情報(2020年3月)

インフルエンザウイルス感染症の流行は、昨年の12月がピークだったようです。しかしながらB型の患者さんが発生し始めましたのでその動向を見る必要があります。第二のピークを迎える可能性があります。保育園、幼稚園、学校などの集団に入っている方は特に感染予防に気をつけて下さい。
通常4月頃より流行するヒトメタニュウーモウイルス(hMV)感染症が流行期に入ったようです。先月までRSウイルス感染症の患者さんが多かったのですが、今週より高熱と激しい咳嗽のhMV感染症の患者さんが急増しています。扁桃腺炎(溶連菌、アデノウイルス感染症)、感染性胃腸炎も多いです。(下記参照)
栄養、睡眠などにもご配慮ください。

呼吸器感染症(2020年3月)

上記に書きましたようにヒトメタニューモウイルス(hMV)感染症が増えています。
高熱と激しい咳嗽、鼻汁を主症状とします。乳幼児期に多く発症しますが、今年は成人の方の有症者も見かけられます。
以前は乳幼児で重症化する可能性が高いので入院することも多かったのですが、近年、早期診断が可能となったことにより低年齢だから重症という事はないということが分かってきました。むしろ発熱もない軽症例も多く、現在では早めの受診による早期発見により重症化する前に外来治療可能な疾患と考えられます。
マイコプラズマ肺炎の多くも外来治療により軽快します。

感染性胃腸炎(2020年3月)

感染性胃腸炎は、今年になってから嘔吐を伴う患者さんが多く、症状としてはやや強くなっています。
脱水の程度は軽いようです。
また腹痛、発熱などを伴う細菌性腸炎の患者さんも見られます。
多くの患者さんは、経口補水療法と食事療法により症状の改善が望めます。
胃腸炎は、原因検査よりも治療と感染を広げないための手洗いなどの感染予防と吐物、排泄物などの処理方法の徹底が肝要なので受診されたときにお尋ねください。
原則的には原因検査を行っていませんが、食品を扱う職業の方や医療施設特に老健施設関係などの方で希望される方はご相談ください。

溶連菌感染症(2020年3月)

この疾患は、通年性の発症疾患でありますが、寒くなる頃から春にかけて多くみられ、38度代の発熱と咽頭痛の症状を示します。扁桃腺に存在する溶連菌を治療するための抗生物質がその菌に到達しにくいなどの特徴があり、長期に抗生物質内服にも関わらず、再感染が多い厄介な病気です。
また発熱がなく、発疹のみで発症する場合や嘔吐などの消化器症状を呈する場合などもありますし、溶連菌感染症が扁桃腺ではなく皮膚や外傷の感染により発症する場合もありますので、ご注意ください。最近は皮膚症状が著明な患者さんが増えています。

アデノウイルス感染症(2020年3月)

溶連菌感染症と同じように扁桃腺炎で発症する場合が多いです。発熱が39度から40度と更に高熱でありますが、咽頭痛があまりないという特徴があります。
高熱により今の時期はインフルエンザを心配される方が多いですが、結局アデノウイル感染症と診断される場合も多いです。
最近は、結膜炎を伴うプール熱という状態の患者さんや発熱がなく結膜炎だけの流行性角結膜炎の患者さんも受診されています。結膜分泌物からウイルス検査が可能です。

水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(2020年3月)

水痘は、ワクチン2回接種が定期化されたにも関わらず発症者が多いです。
水疱の出現数が少ない患者さんが多く、注意深い診察が必要です。
近年、水疱からの直接的なウイルス検査を行うことが可能となり診断の正確性が上がっています。
また水痘感染後にしばらく経過してから発症する帯状疱疹の小児の患者さんも以前より多く、ストレス・疲労などによる免疫力の低下など心配しています。治療法はありますが、やはりワクチン接種が一番重要です。
流行性耳下腺炎は、散見される程度ですが、反復性耳下腺炎というウイルス性でない(つまり感染性ではない)場合もありますので診察を受けてください。
この疾患も予防接種が肝要です。

その他(2020年3月)

新型コロナウイルス感染症は、発熱、咳嗽、全身倦怠感などの症状がありますが、小児では重篤化しにくく子供から大人への伝搬は少ないなどの特徴があるようです。周りの大人が健康に気を配り、手洗い、うがいなどの感染予防が大切です。感染を疑う場合は、帰国者・接触者相談センター(211-3883/24時間対応)へお電話下さい。

アレルギー疾患(2020年3月)

スギ花粉の飛散が2月中旬あたりから始まっているようです。目や鼻の症状を訴えて来院される患者さんが増えています。
スギ花粉症症状が繰り返されている方や症状が強い方は、早期治療か舌下免疫療法を推奨します。ダニアレルギーの方にも対応しています(別項)。舌下免疫療法(スギ)の開始は10月までを推奨します。
呼吸器感染を端緒として喘息症状を起こしている患者さんが多いです。発作状態は軽症ですが発作症状改善薬(レリーバー)を常に所持し、必要に応じて使用して下さい。
かもがやなどのイネ科によるアレルギー性鼻炎、結膜炎の患者さんもおられます。
じんましんの患者さんも増えています。治療は必要ですが、アレルギー検査は必要でない場合が多いのでご相談下さい。
冬でも汗疹からアトピー性皮膚炎が悪化したり伝染性膿痂疹(とびひ)になっている患者さんが多く見られます。これからは乾燥期に入りますのでスキンケアが大切な季節です。