小児科・アレルギー科
医療法人啓恵会 花水こどもクリニック
宮城県仙台市太白区泉崎1-32-15

TEL: 022-743-2525

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医院名
花水こどもクリニック
院長
花水 啓
住所
〒982-0031
宮城県仙台市太白区泉崎1-32-15

診療科目
小児科・アレルギー科
電話番号
022-743-2525
022-797-3888(緊急)

外来感染性疾患情報

外来疾患情報(2024年4月)

新型コロナウイルス感染症が、感染症5類に変更後、感染者数が減少傾向ながらも続いています。
またインフルエンザウイルス感染症(A型,B型)の流行も継続中です。
その他、多くの感染症が流行しております。マスク、手洗い、飛沫感染予防(咳エチケット)の感染予防3原則に立ち返りましょう。

呼吸器感染症(2024年4月)

新型コロナウイルス感染症、インフルエンザウイルス感染症が小流行しています。家族も含めた周囲の流行状況にも注意してください。その他、RSウイルス、ヒト・メタニューモウイルスなどの上・下気道炎(気管支炎、肺炎など)の感染者も多くおられます。溶連菌感染症、アデノウイルス感染症を含めた上気道感染症も流行しています。感染対策をしっかりとりましょう。呼吸器感染症の合併症として中耳炎、副鼻腔炎があります。耳痛などを訴えられずに発熱のみの症状も多いので耳鏡での検査が必須であり、必要時にティンパノグラムの検査も行い鼓膜の可動性を検査しています。慢性的な鼻閉、咳が続く副鼻腔炎に関しては必要時レントゲン検査を行います。

感染性胃腸炎(2024年4月)

感染性胃腸炎の流行は増えています。症状が遷延する患者さんが認められますが、食中毒の患者さんもおられます。
多くの患者さんは、経口補水療法と食事療法により症状の改善が望めます。
胃腸炎は、原因検査よりも治療と感染を広げないための手洗いなどの感染予防と吐物、排泄物などの処理方法の徹底が肝要なので受診されたときにお尋ねください。
原則的には、重症時以外は原因検査を行っていませんが、食品を扱う職業の方や医療施設特に老健施設関係などの方で希望される方はご相談ください。

溶連菌感染症(2024年4月)

寒くなる頃から春にかけて多くみられ、38度代の発熱と咽頭痛の症状を示します。扁桃腺に存在する溶連菌を治療するための抗生物質がその菌に到達しにくいなどの特徴があり、長期に抗生物質内服にも関わらず、再感染が多い厄介な病気です。
また発熱がなく、発疹のみで発症する場合や嘔吐などの消化器症状を呈する場合などもありますし、溶連菌感染症が扁桃腺ではなく皮膚や外傷の感染により発症する場合もありますので、ご注意ください。

アデノウイルス感染症(2024年4月)

溶連菌感染症と同じように扁桃腺炎で発症する場合が多いです。発熱が39度から40度と更に高熱でありますが、咽頭痛があまりないという特徴があります。
高熱により今の時期はインフルエンザを心配される方が多いですが、結局アデノウイル感染症と診断される場合も多いです。

水痘(水ぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(2024年4月)

水痘は、ワクチン2回接種が定期化されたにも関わらず発症者が散見されます。
水疱の出現数が少ない患者さんが多く、注意深い診察が必要です。
近年、水疱からの直接的なウイルス検査を行うことが可能となり診断の正確性が上がっています。
また水痘感染後にしばらく経過してから発症する帯状疱疹の小児の患者さんも以前より多く、ストレス・疲労などによる免疫力の低下など心配しています。治療法はありますが、やはりワクチン接種が一番重要です。
流行性耳下腺炎は、散見される程度ですが、反復性耳下腺炎というウイルス性でない(つまり感染性ではない)場合もありますので診察を受けてください。
この疾患も2回(1歳頃と入学前)の予防接種が肝要です。

その他(2024年4月)

感染症症状の軽快の目的に、いわゆる風邪薬を処方する場合がありますが、最近の薬不足にて処方が出来ない場合もありますので、その場合はご相談させていただきます、

アレルギー疾患(2024年4月)

スギ花粉の飛散がピークです。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が強くなる前に受診ください。
発症早期、発症前からの治療がより有効です。
スギ花粉症症状が繰り返されている方やハウスダストによる通年性鼻炎症状が強い方は、舌下免疫療法を推奨します。ダニアレルギーの方にも対応しています(別項)。舌下免疫療法(スギ)の開始は9月から12月までを推奨します。ダニによるものは通年で対応していますのでご相談ください。
呼吸器感染を端緒として喘息症状を起こしている患者さんが多いです。発作状態は軽症ですが発作症状改善薬(レリーバー)を常に所持し、必要に応じて使用して下さい。
アレルギー性鼻炎、結膜炎の患者さんもおられます。二次的に副鼻腔炎になられる方も多いです。
じんましんの患者さんも増えています。治療は必要ですが、アレルギー検査は必要でない場合が多いのでご相談下さい。
これからは乾燥期に入りますのでスキンケアが大切な季節です。アトピー性皮膚炎治療用軟膏の改良と選択肢が増えてコントロールしやすく副反応の少ない、有効性の高い軟膏(非ステロイド軟こう)が開発されてきているので、外来でご相談下さい。
食物アレルギーに関しては、皮膚テスト、経口負荷試験を行い食べられる診療を行っています。蛋白依存性消化管アレルギー、花粉ー食物アレルギー、じんましんなどの診療も行っています。エピペン処方も致します。